ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

タリスカー 18年 2018年流通

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ラベル情報:

TALISKER

SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

ON THE isle of skye 

AGED 18 YEARS

18 YEARS IN OAK CASKS

45.8%

 

香り:ベリーの甘酸っぱさと同時にスパイシー、乾いた木香。オレンジの皮。瑞々しく爽やかな印象。

味わい:落ち着いた樽香。バターたっぷりのスコーン、穀物の甘み。葡萄、ベリー、蜂蜜。枯れた草、焦げた木材とその渋み、煙と潮気。最後にスパイス。最初から最後まで落ち着いた甘味があり、その上で潮気やピートが遊んでいる。リッチでバランスが良く美味しいモルト

好み:★8 83

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:豊かでフルーティ。ビクトリア・プラム、グリーンゲージ(セイヨウスモモ)、オレンジの皮、バタースコッチあるいはラムトフィー、背景にスモーキーさを感じる。このスモーキーさが次第に前面に出てきて、トフィーの香りに軽いミントの香りが絡んでくる。加水すると、ボートの乾いたワニス、食べられる海藻など、海洋性のキャラクターが頭をもたげてくる。甘さは続き、ヨード、火をつけていないマッチといった香りも立ってくる。

味わい:前面に甘みが広がり、その後、かすかなスモーキーさを伴ったより主張の強い味わいへと変化する。全体的に温かみのある味。次第にスモーキーさ、タール、トフィーといった味が立ってくる。

フィニッシュ:中くらいの長さのフィニッシュ。特徴的なチリペッパーのような香りが後味の中にかすかに感じられます。

talisker-online.jp

 

反芻:“火のつけていないマッチ” という表現はなるほどという感想。言われてみるとたしかにラムやミントも感じられる。そういった中でも、バターやオレンジの皮といった同じ表現を見付けられたのは嬉しい。(と言いつつ、バタースコッチは食べたことないのですが)

フィニッシュのピリリとした印象を “チリペッパー” とする表現にも納得。

酸味も感じるような。

 

 

雑感:美味しいです。そして心地良い。

アメリカンオークのリフィル樽 7:ヨーロピアンオークのリフィル樽  3。

10年の良さを生かしたまま、よりリッチにした印象。

これが1万円+αで買えるのは素晴らしいと思うのです。(先達の方々とは感覚が違っているかもしれませんが)

ともすれば30年より好みかもしれない。