ラベル情報:
TALISKER PORT RUIGHE
SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
isle of skye SCOTLAND
FINISHED IN PORT CASKS
45.8%
香り:ベリー系の甘い香り。かすかにセメダイン。小豆の皮の部分。仄かに潮の印象が残る。
味わい:甘く丸っこいイメージ。煮詰めたイチゴ、生木の皮、餡子。タンニン、樽由来の渋み。濃い黒胡椒と潮風が包み込んでいく。
好み:★6 67
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香り:完熟したプラムのような甘さを伴う、枯れ木を燃やしたようなスモーキーさ。
味わい:口に含むと真っ先に舌に黒胡椒の風味が表れ、その後ピートの風味が押し寄せる。スパイスと赤い果実の風味が入り混じったようなクリーミーなスモーキーさが表れる。
フィニッシュ:ドライなスモーキーさが消えずに非常に長い余韻を残す。
反芻:相変わらずスモーキーとは感じ取れず。。。言われるとなるほど確かになのですが、他の要素が印象的過ぎて拾えないのかな。
味わいの黒胡椒もインパクトは強いです。ただ、それも真っ先に表れたかというと違っていて、自分はベリーの甘さを最初に感じました。
あとは謎の餡子感。
雑感:ポートリーとはスカイ島にある港町の名前から。
10年と比べると、ひと口の中の味わいの変化が大きいです。港町の名前にふさわしくスカイ島の激しい波のイメージでしょうか。
10年と比較すると、面白いと感じるのはポートリー。でも好きなのは10年かな。今日の自分には
ただこれは、自分がタリスカーに求めているものの違いだけだと思います。
美味しいボトルです。
追記(21/10/20):
飲み干すにあたり再度テイスティングを
香り:甘く、潮風をまとった煙。葡萄、シロップ。ラズベリーやレモン。ハッカキャンディ。
味わい:甘い木香、葡萄の搾りかす。潮気。レモン。セメダイン。灰、消えかけの煙。白木。胡椒。フィニッシュにかけて潮気と苦みがハッキリとしてくる。
好み:★6 65
反芻:前回の自分のコメントと比べるとソルティなニュアンスが大きくなっている印象。スモーキーさも分かりやすくなった気がします。
逆に、ひと口の中の起伏は薄れたよう。瓶底の変化を感じられて良かったです。
雑感:オフィシャルスタンダードに種類があるっていいなと
自分がウイスキーの沼にハマるきっかけとなったのは、タリスカーのオフィシャルボトルの多様性が理由のひとつです。
同じタリスカーなのに仕上がりの違いに驚き、もっと色々飲んでみたい!知りたい!となりました。
ポートリーもそんな中で出逢った1本。
他人に自慢できるようなボトルでもありませんが、自分としては購入して良かったボトルのひとつ。
手に届く価格で、限定でもなく買えるオフィシャルボトル。
特別でもない存在のありがたさを改めて感じました。
ごちそうさまでした。