ラベル情報:
Ichiro's Malt CHICHIBU
Malt Dream Cask for Friends of Mahorobi
Cask in : 2009.November
Bottled in : 2020.September
Cask No : #537
Cask Type : Bourbon Barrel
Barley : Tipple
ABV : 61.8%
Friends -Pub MAHOROBI in JAPAN Est.1978-
摩幌美 2020 Member Only
香り:ハイトーンな樽香。ナッツの甘いオイル。イチローズ特有のオリエンタルな雰囲気。香木、クレヨン、バターちっくでもある。バナナチップス。柔らかいスパイス感。
味わい:ピリピリとしたスパイス、強いシナモン。まったりとした果実感、バナナ、カラメル、濾したマンゴー。ドライトマトも。高い香木と生木の皮。少しの土の香り。
足腰がしっかりとしていて元気が良い。
好み:★8 83
雑感:十年十箇月、一度もサンプルを抜かずに熟成!
樽買いされたボトルは多々あれど、一度もサンプルを取らなかったものは貴重でしょう。(というか他に存在するのでしょうか)
仮に自分が個人で樽を持っていたとしたら、、、ムリです。
その時の変化を愉しみたいし、最終的にボトリングした時のものとも比較したいと考えてしまいます。
それらの誘惑を超えて存在するボトル。
凄いです。
一度も開けられなかった故かどうか、樽感が強いモルトになっています。
でもそれが元気の良さに感じられて。
ファースト・テンよりも個性が尖っていますが、それが愉しいボトルです。
追記(21/09/05):
香り:柿、モルティ、ドライデーツ。スパイス。ナッツのオイル。ハッカ油。奥の方にバナナ。オリエンタルな木香が心地よい。
味わい:濃く、腰がある。ドライバナナ、ドライクランベリー。上品な家具。シナモン。イチローズのオリエンタルなあの香り。香木。干柿のミルフィーユ、土の香り。乾いた木の香りが長く。
好み:★8 84
雑感:開いて美味しくなっていました。
前回感じたシナモン等のスパイスのアタックがこなれていて、樽由来のものでしょうか甘みが豊かになっていました。
良い変化。
樽にいる間、一度も開けられなかったモルト。
新鮮な空気を味わってのびのびとしているのかな。
次回伺ったときにはまた同じボトルを味わえるでしょうか。それとも次のボトルに移ってるかな。
どちらにしても、自分の記録と記憶を浮かべながら飲み比べをしてみたいですね。
(もう売り切れてる可能性は考えないようにします笑)
また出逢えたら嬉しい。
追記(23/07/18):
香り:軽やかな樽香、蜜飴。ナッティ。バナナチップス。蠱惑的な樽香。白胡椒。カスタードクリーム。
味わい:ナッツとスパイス。バナナ、赤い果実の酸味。ビロード調でオリエンタルな樽香。蜂蜜がけのナッツ。蜜飴。甘くスパイシー。
好み:★8 86
反芻:違うボトルに変わっていました。
当然ですね。
でも残ってくれていたことに感謝です。
過去の自分のノートと比べても、大よそは同じものを拾えていると考えます。
腰がしっかりとした美味しいモルトです。
また飲みたいな。
摩幌美にもだいぶ間が空いてしまいました。
半年以上開けたのは初めてかも?
日中は上高地をトレッキングしつつ、日が暮れたら… なんて素敵ですよね。